体外受精の治療(9)胚移植を終えて
こんばんはkonasuです。
本日、胚移植をしてきました。
胚盤胞に育ってくれた私たちのたまごちゃんが、いま自分の子宮の中にいると思うと、少し不思議な気持ちです。
術後はなるべく体に振動を与えないようにするため電車でクリニックへ行き、そしてスニーカーとリュックで身動きが取りやすい格好にしました。
たまごちゃんの受け入れ態勢は準備万端です。
クリニックに到着してすぐに採血を行い、小一時間ほど採血の結果を待っていました。
そして手術室へ案内され、スカートと下着を脱いで分娩台に座っておくよう指示があり、手術室に1人で下半身すっぽんぽん状態になり、ソワソワしながら待っていました。
しばらくすると培養士さんが手術室に入って来られ、凍結していたたまごちゃんの融解後の状態と、アシステッドハッチング後の状態を写真で見ながら説明を受けました。
※アシステッドハッチング:胚の周りにある透明帯(卵の殻のようなイメージ)を人工的に薄くし、孵化(ハッチング)を補助(アシスト)してあげる方法
そして移植時に、たまごちゃんはヒアルロン酸含有培養液とともに子宮に入ってくるようです。
ヒアルロン酸は胚盤胞の着床を促進したり、受精卵を保護する役割があるようです。また、ヒアルロン酸を含む培養液を使用することで、妊娠率が5〜10%程度増加し、流産率が下がるという報告もあるようです。
ヒアルロン酸ってこんな場面でも有効なんですね。
私のクリニックでは、アシステッドハッチングとヒアルロン酸含有培養液の使用を初回はサービスで行ってくれました。
準備は全て整いました。
あとは人事を尽くして天命を待つのみ。
今からこの子を子宮に迎え入れるのか、とドキドキわくわくしていました。
先生が手術室に入って来られ、血液検査の結果よりホルモン値が上がっていることを伝えられ、エコーで子宮内膜の厚みも十分であることを確認してもらいました。
そして、いざ胚移植手術開始。
先生は管が子宮に入っていく様子を実況し、私は分娩台の横に置かれているモニターを見ながらその様子を確認しながら見守る、という状況でした。
たまごちゃんが入ったカテーテルが挿入され、子宮内のベストポジションに位置したところで「はい、入れまーす」という掛け声とともに、白いかたまりがカテーテルからピュッと出てきて、子宮内に挿入されました。
その白いかたまりに見えたものが、ヒアルロン酸の培養液に包まれたたまごちゃんです。
ようこそ私の子宮へ。
なんだか感動的な瞬間でした。
いただいたエコー写真を見て、私の子宮にたまごちゃんがいることを何度も何度も確認し、実感を得ました。
不安な気持ちはありますが、私たちのたまごちゃんの生命力を信じよう。
今日は夫が仕事で来れなかったため、母が来てくれました。そしてランチをしてから一緒に帰宅しました。
私の母はかなり元気で明るくおしゃべり好きな人なので、静かに寝る間もなく(笑)、楽しく笑っておしゃべりをして過ごしていました。
そんなリフレッシュした時間を過ごせたからか、かなり前向きな気持ちになっています。
母、ありがとう。
術後は膣坐薬が入りにくくなりましたが、
今のところ、痛みなどは全く感じていません。
また後日、様子をお伝えしたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。