アラフォー共働き夫婦の妊活ブログ

私36歳、夫40歳。顕微授精を経て妊娠8週5日で心拍停止を確認し自然流産しました。不妊治療の過程や現在の状況、仕事との両立についてなど綴っています。

体外受精の治療(1)自己注射に挑戦

こんばんは、konasuです。

前回までは、体外受精に至るまでの経緯と、前段階の治療について書きました。

今日は、ようやく始まった体外受精の治療について、主に自己注射に対する恐怖感と葛藤した様子について書きたいと思います。

※以下に記す内容については、私がクリニックで伺った内容になります。解釈が間違っている部分があるかもしれません。専門的知識のない素人のblogですので、ご了承ください。

 

生理を起こすためのピルを処方された時に、次の受診日(先生が予測した生理が来るであろう日)を予約していました。

先生の予測通り受診日の朝に生理がきて、いよいよ始まるのか、、と思うと色んな気持ちが入り混じり、朝からソワソワしていました。

このステップでようやく子を授かることができるかもしれない、そんなワクワクする気持ちがある一方で、スムーズに妊娠しない可能性もあるため身体の負担面では不安な気持ちも多少ありました。

 

その日は夫と2人で受診し、精子検査、夫と私の血液検査、自己注射の説明を受けました。

 

精子検査について

夫は今までの人工授精の際に精子採取を数回経験しているので、準備は手慣れたものでした。

禁欲などのスケジューリングや当日の時間管理もバッチリで、何だか面白くて笑ってしまいました。

精子検査の結果を2人で聞き、特に問題はなかったので夫もホッとした様子でした。

 

◯自己注射について

体外受精は以下の流れで進めていきます。

①卵巣刺激

②採卵

③受精させた受精卵(胚)を培養

胚移植

 

第一ステップとして、卵巣刺激です。

 

①卵巣刺激

生理が始まって3日以内から10日間 注射を打ち、卵胞をたくさん育てます。

その間に排卵してしまわないように、排卵抑制の錠剤も1日2回飲みます。

注射は毎日1回打つので、クリニックに通わず自宅で自分で注射を打つ方が多いようです。

 

私が通うクリニックでは、卵巣刺激の方法はアンタゴニスト法とPPOS法がありました。

治療法に希望がある場合や胚移植の方法によって、卵巣刺激の方法を選択します。

 

採卵後3〜5日後に胚を移植することを新鮮胚移植といい、

採卵後、胚を一旦凍結保存し、自周期以降に融解して移植することを融解胚移植といいます。

私が通うクリニックでは、融解胚移植の方が妊娠率が高い結果が出ていたので、融解胚移植を行うことにしました。

卵巣刺激の治療法に特に希望はなかったのですが、主流と言われているPPOS法を選択しました。*1

 

そして私が最も恐れていたのは自己注射でした。

可能であれば、毎日クリニックに通い看護師さんに注射を打ってもらいたかったのですが、注射を打つ期間に私の出張が入っていたので、どうしても自分で注射を打つ必要がありました。

 

1日目:自宅で自己注射

クリニックで夫と一緒に説明動画を見てその場で練習した後、翌日から実践でした。

自分のお腹にプスっと針を刺す恐怖感と、針を刺した時と薬の注入時にツーっとした痛みがあり、心臓がバクバクして極度の緊張状態でした。

注射を終えた瞬間、恐怖感による緊張状態から解き放たれた安堵感でぐったりで、気分が悪くなり、「こわい〜もういや〜」と子供のように涙を流していました。

夫の膝枕効果でしばらくすると気持ちが落ち着きました。(注射頑張ったご褒美に、夫が美味しい焼肉に連れて行ってくれるらしいので、もう少しがんばる。)

 

2日目:夫が腕に注射

2日目は自己注射が嫌で仕方なく、日中を鬱々と過ごしていたため、夫に注射を打ってもらうことに決めました。

その瞬間から気持ちがかなり楽になりました。

夫も緊張していましたが無事に注射を打ち、私は気楽に挑めました。

 

3日目:夫が腕に注射

夫も2回目で少し慣れた様子でした。

でもやっぱり少し痛い。

 

4日目:出張先で自己注射

出張先で夜の食事会を終えてホテルに戻り、夫とテレビ電話をしながら挑戦。

案外、初日の恐怖感や緊張感はなく、リラックスして打てたことに自分でも驚きでした。

 

5日目:出張先で自己注射

出張先で夜の食事会を終えてホテルに戻り、夫に電話すると、飲んで帰宅していた夫は眠たそうな様子。

お風呂に入ってからまた電話かけ直すから、と言って一旦電話を切り、数十分後に電話をしました。

嫌な予感、、、電話に出ない。

まかさ、、、寝た???

何度も電話をかけるも出ない。

 

無の感情になり、黙々と自己注射をする私。

もはや、恐怖感はなくなっていました。

やればできるやん、と自分を褒めながら就寝につきました。

夫はリビングでうたた寝し(酔った時は毎度のこと)、夜中に目が覚めたらしく謝罪のLINEが入っていました。

 

6日目:夫が腕に注射

夫も3回目となると、手慣れたものでした。

 

7日目:受診時にクリニックで注射

今日は自己注射しなくていいので、気が楽です。

 

 

タイミング悪く自分の出張と自己注射期間が重なったことで、大きな問題だったのは、自己注射の薬の温度管理です。

ホテルにチェックインするまでは長時間外にいるため、この真夏の気温では薬が熱々になりダメだろう、と。

ということで宿泊するホテルにクール便で送り、部屋の冷蔵庫に入れておいてもらいました。

出張先で自己注射した人っているのかな。。

今後、仕事と妊活の葛藤などについても書いていきたいと思います。

 

 

そしてなんといっても、自己注射の恐怖に打ち勝った自分に拍手を送りたいです。

よく頑張った。

焼肉〜焼肉〜!!

これから体外受精をされる旦那さん、

自己注射を頑張った奥さんのために、ぜひご褒美してあげてください。

 

以上、長くなりましたが、ひとまず自己注射の挑戦を共有できればと思い書き綴りました。

引き続きよろしくお願いします。

 

 

*1:PPOS法では新鮮胚移植はできないようです