アラフォー共働き夫婦の妊活ブログ

私36歳、夫40歳。顕微授精を経て妊娠8週5日で心拍停止を確認し自然流産しました。不妊治療の過程や現在の状況、仕事との両立についてなど綴っています。

体外受精の治療(8)膣坐薬ウトロゲスタンの使用感について

こんばんは、konasuです。

排卵後だからか、いつも以上に眠気があり、イライラしがちな日々を送っています。

さて、膣坐薬のウトロゲスタンを使用して数日が経ちました。

今日はその使用感などについて書きたいと思います。

 

毎日3回、8時間おき(私の場合は、7時・15時・23時)に使用しています。

これがなかなか慣れないのです。

 

おりものというか、薬剤が漏出してきます。

おりものシートよりもナプキン(私は17.5cmの極薄スリムを使用)を使用されることをおすすめします。

 

私は、膣坐薬を手で挿入することにかなり抵抗感があり、毎回入れ終わるたびに、ふぅ〜と、一仕事終えた感じがあります。

ウトロゲスタンという膣坐薬の形状は丸く、ぷにぷにした感触があります。

 

挿入している時に爪で破いてしまったらどうしよう、正しい位置に入っているのか?など不安になりながら、こわごわ挿入しています。

 

同じように感じている人はいないのかと、色々と調べたところ、興味深い論文をみつけました。

投与回数・投与方法・剤形の異なる3種類の膣坐薬の使用感や抵抗感について、それぞれの膣坐薬を使用した患者にアンケート調査を実施し調べたものでした。

https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0054_06_0628.pdf

 

その論文で挙げられていた膣坐薬は以下の3種類でした。

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ウトロゲスタン:手で挿入

ルティナス:アプリケーターで挿入(錠剤をアプリケーターにはめ込む)

ワンクリノン:アプリケーターで挿入(薬剤が充填されたアプリケーター)

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アプリケーターってなんぞや、と思い調べてみると、薬を膣の中に挿入する補助器具のことだそうです。タンポンみたいな構造になっていて、ピストンを押すと中にセットされた薬が挿入される仕組みになっています。



この調査では、「抵抗があり、できれば使用したくない」と回答したのは、ウトロゲスタン使用者は70%、ルティナス使用者は64%、ワンクリノン使用者では42%だったそう。

また、ルティナス使用者の88%が「アプリケーターがあったほうがいい」と回答し、アプリケーターがあることを評価しているとのこと。

また、投与回数・投与方法・剤形の違いから使用感が大きく異なることが示されていました。

 

まず、アプリケーターという、こんな便利なものがあることを初めて知りました。

そして薬によってこんなにも投与方法などが違うのかと驚きました。

同じ効果であれば、ストレスなく投与できる薬を選びたいです。

この器具があれば、衛生的かつ抵抗なく正しい位置に簡単に挿入できるだろうに、なぜ私が通うクリニックは使ってないのだろうか。

そういえば自己注射も、注射器ではなく、ペン型注射器があることを後から知り、次に採卵するときはペン型注射器を使いたいと伝えようと思っていたところでした。

 

ある程度は仕方ないことなので、我慢して頑張ろうと思っていますが、不妊治療はただでさえ心体的に負担がかかっているのだから、薬の投与方法はできるだけ負担が軽減されるものがいい。

薬の投与方法や使用感などの違いなどを含め、いくつかの種類があることを情報提供してもらい、薬を使用する患者側の選択肢が広がれば、治療の負担やストレスが少しでも軽減されるのではないかと思いました。

 

クリニックも忙しいので、上記のような細やかなケアに至らないのだと思いますが、少しでも治療の負担やストレス軽減に努めてくれるような、不妊治療患者に寄り添ったクリニックが増えてくれるといいですね。

 

 

引き続き、よろしくお願いします。